思い出のバトン

私が「思い出」のバトンを広げたいと思ったきっかけを綴ってみようと思います。
9月25日、仕事中に、母から電話がありました。
「お父さんが亡くなった」と。
父は、糖尿病を患っておりましたが、死に直結する病気ではないと高をくくっていました。
そして、長い闘病生活も覚悟していました。
電話を切ったあと、即会社を早退し、3歳の息子と6歳の娘を義父母に預けて実家に帰りました。
お葬式の準備は、葬儀屋さんが着々と進めてくださいましたが、父の知り合いは誰なのか、誰に連絡すればいいのか、母も私もまったくわからない状態でした。
ありがたかったことに、父は警察官でしたので、警察の組織力がすごくて、受付から、弔電の読み順、席次、弔辞を読んでくださる方の手配すべて、組織内で完結していただけました。
そして、お葬式の弔辞を聞いたとき、私の知らない父が、たくさん出てきました。
そんな事件にかかわっていたのだ、とか、偽ブランドの捜査のため、ブランドを勉強していたなどなど…。
母が美容室を営んでいたため、父はずっと単身赴任で、通年で生活したのは2年ほどでした。
亡くなる前に、もっと父の事を知っておきたかったと、弔電を聞いて、色々な話をしてこなかったことにすごく後悔の念がわきました。
親子でも、なかなか昔の話をする機会がないものだなあと。
でも、絶対に親の事を知りたいと思っている私のような子供はいるはず。
そこで、思いついたのが、思い出のバトンでした。
財産の相続は、税理士さんや、信託銀行など、たくさんの機関がありますが、思い出を相続してくれる機関はない。
思い出を1冊にまとめておけば、残された人に伝えられるはず。
そんな思いで「思い出」のバトンを広げたいと…。
次からは、「思い出」のバトンの内容を順次お伝えしていきます。
